広島県尾道市瀬戸田町御寺
安芸西国三十三観音霊場 第27番
730年、聖武天皇の勅願により行基が開基したお寺らしい。平安時代末期、後白河上皇が寺領を寄進し繁栄したらしい。 後白河上皇の息女・如念尼は、念仏信仰に深く帰依し、安住の世界を上皇ゆかりのこの地に求めたらしい。 このお寺は、法然上人、松虫、鈴虫、ゆかりの地として有名らしい。 松虫、鈴虫は共に容色優れて麗しく、後鳥羽上皇に召され寵愛されていたが、法然上人の弟子・住蓮&安楽の読経の美声に感激し、 後鳥羽上皇の留守中に密かに宮中を抜け出し仏門に入ったらしい。これが原因で住蓮&安楽は斬罪、法然上人は讃岐に流罪となったらしい。 松虫、鈴虫も朝廷から追われる身となり、如念尼の袖にすがりこの地に逃れてきたらしい。 法然上人は備前備中を経て讃岐へ渡る途中、如念尼の招きによりこの寺を訪れ、しばらくの間滞在し、如念尼、松虫、鈴虫や里人に親しく仏法を説かれたらしい。 現在、境内の法然堂には法然上人流血の尊像、如念尼公、松虫、鈴虫の像が安置されているらしい。
2013年1月14日
本日は、広島随一のワンダーランド『耕三寺』を再訪する為に、生口島にやってまいりました! って事で、耕三寺に行く前に、まずは光明坊へ。光明坊の正式名称は光明三昧院とのこと。三昧って、スゴいネーミング。 粉弾に光りを浴びそうな寺名です!そんな事より、この生口島は、法然上人が島流しの途中に立ち寄った島らしいです! そんな事、全然知らんかった!なもんで、この光明坊は、法然上人&松虫&鈴虫のゆかりのお寺らしいです! そして境内には、国重文のデッカい十三重石塔があり、寺宝にはこれまた国重文の阿弥陀如来さんがおられるとの事! しかし、阿弥陀如来さんは、鍵のかかった収蔵庫の中っぽい。 そんなこんなで、ご朱印を頂いた後、ダメもとで収蔵庫の拝観をお願いしたらあっさりとOKがでました! そして、収蔵庫へ。収蔵庫に入って真っ先に目に飛び込んできたのは、阿弥陀如来さんの前に置かれた志納と書かれたお賽銭箱。 そのお賽銭箱には千円札が溢れ出てるという!千円札が暴れ盛り!いかにも『千円を納めてね』的な空気・・・マジか! お賽銭箱の前にはご住職さんが立ってるし!いくら納めるか・・・駄目な脳みそコンピュータを超高速回転させた結果、100円を投入! 何だか阿弥陀如来さんに合わせる顔がない、それ以上にご住職さんの目を直視できない!なんなんだ、この後ろめたい感じはっ! さすがにちょっと気まずかったけど、志納だからいくらでもいいよな、えへ!そんな事より、さすが国重文、ハイスコアな仏像さんでした! その他、法然上人ゆかりのお宝や、松虫&鈴虫の髪の毛などなど、ご住職さんのガイド付きで拝観できました! たった100円なのに丁寧に優しく、そして長時間ガイドしてくださり、至福のひと時を過ごせました!その節はどうもありがとうございました!
ひと足のばして |