滋賀県大津市石山内畑町
西国三十三所 第12番/ぼけ封じ近畿十楽観音霊場 第4番
722年、泰澄大師が元正天皇の病を法力で治した褒美として、元正天皇の勅命により建立したのが始まりらしい。 泰澄大師は、岩間山中の桂の大樹から千手陀羅尼を感得し、その桂の木で等身の千手観音像を刻んで、 元正天皇の念持仏である金銅千手観音像をその胎内に納め祀ったらしい。泰澄大師が伽藍を建立する際、たびたび落ちる雷に困り果て、法力で雷を封じ込めたらしい。 雷に業する訳を尋ねてみると、雷は『泰澄大師の弟子になりたい』と申し出たらしい。 そんなこんなで、泰澄大師は雷を弟子にし、その代わりに岩間寺に参詣の善男善女に、雷の災いを及ぼさないことを約束させたらしい。 この事により、雷除け観音として信仰されているらしい。境内には、松尾芭蕉の俳句で知られる『古池や蛙飛び込む水の音』で有名な古池があるらしい。
2013年9月28日
西国33所 第12番札所・岩間寺へ向かって車を走らせる。それにしても、滋賀県は山寺が多いなぁ。 ってか、本日の参拝は山のお寺ばっかりじゃ。どうやら、この岩間寺も山寺らしいぞ。 そんなこんなで、山道にさしかかってほどなく…まさかのっ土砂崩れのため通行禁止!土砂崩れのため通行禁止は、観音正寺に続き、本日2度目! 今風の流行り言葉でいうと、なんて日だっ!そんなこんなで、通行禁止という貼り紙の前で呆然としてました。 諦めて帰ろうかなぁ、と思っていたら、土砂の除去作業をしている兄ちゃんが近寄ってきて『そこに車止めて、歩いて登るしかないね』的な、 神のお言葉を頂きました!徒歩なら登っていいんですね!!!そんなこんなで、1.4キロの登山開始! 嫌いじゃない、こういうアクシデント!登ってやろうじゃないか。俄然燃える。私の闘魂に火がつき、目とハートには炎! …にしても、さすがに1.4キロの登山はキツい…しかも暑い。暑いのは闘魂を燃やしてるからでも、 目とハートが燃えてるからでもない…ただ単に気温が高いだけ。水筒を持ち歩いていて本当に良かった! 休憩多め、なかば強引に闘魂を燃やす。そんなこんなで、登山開始30分、ヨレヨレになりながらも、無事、岩間寺に到着!!! もちろん境内には誰もいませんでした!不気味なほどに静まり返った境内。こんなにも静まり返った西国霊場は初めてです! 境内を独り占めしている優越感…苦労して登った甲斐がありました!なかば諦めてましたが、無事、ご朱印も頂く事もできました! 苦労して登ったのだから、西国以外のご朱印を頂こうと思っていたのですが、西国以外のハンコが見当たらないとの理由で断られました! 土砂崩れのおかげで、最高にアグレッシブでハチャメチャな想い出ができました!ありがとう、台風!